ArduinoとVim
Arduinoとは
電子工作をやったことがある方ならきっと知っていると思いますが、Arduinoはマイコンボードとプログラミング環境のことで、公式からIDEが出ており比較的簡単に電子工作をすることができます。
Vimで開発がしたい
公式からIDEが出ていてこれにはシリアルモニタやサンプルプログラムなど便利な機能があるのですが、コードを書く際にVimのキーバインドなどは使えなくとても使いづらい...。 そこでVimによるArduinoの開発がしたいと思い、調べるとinoというものがあった。
インストール
※環境はMac OS 10.9.5 ※Arduino IDEを使わないにしてもinoを利用するには必要になるのでインストールしておきます。 ※最新版の1.6.5をダウンロードしてやった際にエラーが出てうまく行かなかったので、バージョンは1.0.5を推薦します。
$ easy_install ino
プロジェクトの作成
$ mkdir test $ cd test $ ino init
これでtest内にsrc/とlib/というフォルダが作成されます。srcの中にあるsketch.inoにてプログラムを書きます。
試しに以下のように変更します。
void setup() { pinMode(13,OUTPUT); Serial.begin(9600); } void loop() { Serial.println("test"); digitalWrite(13,HIGH); delay(3000); digitalWrite(13,LOW); }
これは3秒おきにシリアルモニタにtestという表示され、Arduino unoのtxと書かれているLEDが点滅するプログラムです。
ビルドと書き込み
※今回Arduino Uno R3というマイコンボードを使用しています。
$ ino build $ ino upload
これでArduino Uno側に書き込まれたはずです。
Guessing serial port ... /dev/tty.**** //ここは環境によって変動します。
シリアルモニタの接続方法
プログラムを書き込んだ際に
Guessing serial port ... /dev/tty.usbmodemfa131
のように表示されたとおもいます。 これに対して接続すればよいので
$ screen /dev/tty.usbmodemfa131
これで3秒おきにシリアルモニタにtestという表示され、Arduino unoのtxと書かれているLEDが点滅します。